布手袋の作り方に関する前書きです。
作り始める前に必ずお読みください。
| 洋裁ソーイング 服飾小物 布手袋 創作手芸ハンティ 男性下着柳腰亭 魅惑の布人形 手芸とぬいぐるみ |
と聞くと、裁縫ベテランのかたでも「うっそぉ〜」と叫びたくなるのでは?
実際の話、手袋を縫うのは意外に簡単です。
各パーツが小さくて縫いにくいし、ちょっとしたパズルみたいなややこしさもあるのですが、それらがきっちり納まったときの気分は実に爽快。しかも割合ずさんに作っても、ひっくり返すと思いのほかきれいに見えるのは不思議なほどです。
それを手にはめてみると、「わあ、私って、なんてすごいものを作ってしまったんだろう」と感激すること請け合いです。
お手製の布手袋は究極のおしゃれと言えましょう。

フリースパンツの余り布で作った防寒手袋。
両面植毛だからあったかいけど、クマさんみたい・・・・。
布の手袋はたいへん安く売られています。
小さな手袋とはいえ、材料費も馬鹿にならないし、自分で苦労して作っても、市販品よりも良質なものができるかどうか疑問です。
それでも作るからには、なんらかの意義を見出すほうが、より充実感を得られます。
色、柄、素材などを吟味し、決してお店では買えないものを作るべきです。
珍しい布を使ったり、マフラーやカットソーとおそろいにしたり、彼氏とペアにしたりで、手作りの真価を発揮しましょう。
市販品が手になじまないという不満をお持ちのかたは多いのではないでしょうか。特定の指先が余る、指の根元が浮く、親指の付け根がきつい、左右に違いがある、等々。
ぴったりの手袋をはめて外出すると、本屋で週刊誌を立ち読みするときも、スーパーで小銭を数えるときも、脱ぐには及びません。うっかり人を殺しても指紋を残さずに済むし・・・って、これは推理小説の読みすぎ。
手袋作りの基本をマスターし、自分で型紙を改良することができるようになれば、第二の皮膚のごとくフィットする手袋も夢ではありません。試行錯誤は必要ですけど。
なにぶん私自身、手袋作りは素人です(自慢)。
実践編で紹介する型紙も、初心者でも作れるよう、思いっきり簡略化しております。とりわけ親指の形は本式ではなく、伸縮布を使うことを前提としています。
全体的に大きめです。大は小を兼ねるということで。
私の手に合うからといって、あなたの手に合うとは限りません。
本気で手袋を作る意志があるならば、初回は試作品と割り切ったほうがいいかも。
私が最初に作ったものは、綿ジャージー製でした。
左手を作ったらやや窮屈だったので、あちこち補正して右手を作り、結局見るからに左右がアンバランスです。寝る前にハンドクリームをたっぷり塗って、それをはめてベッドに入ります。けっこう重宝してますよ。
最初の一対。実はコレの余り布。

通常は縫い代の始末をしません。ほつれやすい布を使うのは禁物です。
向いているのはニット系。アンゴラ入りウールジャージーなどが、薄くて柔らかく、肌触りも良くて保温性もあるので一般的です。
保温力は劣るものの、ツーウェイなどは派手で面白い色柄が多く、ユニークさを強調できるでしょう。

ツーウェイの手袋。ドラゴンの翼ですよ〜。
甲に細いチェーンを縫いつけてアクセントに。
ニットをミシンで縫う際は注意が必要です。
ニット専用のミシン針を使いましょう。太い針だと、針が落ちる穴に布が吸い込まれたりします。
糸調子はややゆるめに、針目は小さめに。伸縮性のあるニット専用糸を使うのもいいでしょう。
縫い代は約3ミリ。なるべく幅をそろえておき、ゆっくりと縫います。
慣れないうちはしつけをかけたほうが失敗が少ないです。特に指の付け根は、ずれやすいので要注意。
ミシンでの細かい作業が苦手なかたは、手縫いにしてもけっこうです。針目は3ミリ程度、一針ずつ半返しで縫います。案外ミシンよりも早くできるかもしれません。
シールの手袋はモコモコとあったかそうですが、これはミシンがかけづらく、手縫いのほうが適しています。
レースや人造スエード・本革は、相当作り慣れてからにしましょうね。
できあがった手袋がどうもぴったり来なかったら?
第一にチェックする個所は、指の付け根です。特に親指と小指の位置は個人差が大きく、ここを直すだけで、はめ心地がずいぶん向上します。親指は手のひらの穴の位置をずらすことで対処し、小指は付け根の谷を浅くしたり深くしたりします。
次に指先を見ます。余っていたら短くし、きついときは伸ばします。付け根を変更した場合には、それも計算に入れてください。
そして修正した指の長さに合わせて、まちの長さを変えます。
なお、全体に手が大きいまたは小さい人は、最初に型紙を印刷する際に、105%、92%などと微調整をしておいてください。
基本の型紙は22〜23くらいのサイズです。
ボーイフレンドや小学生の姪っ子にプレゼントする場合も、拡大・縮小印刷で対応できると思います。更に画像ソフトを使えば、縦横で異なる拡大率を採るなど、細かい編集が可能です。
型紙を起こすとき参考にしたフィオルッチの手袋。素材は2ウェイ。
外国製はなかなか手に合いません。

なんと9,500円もしたスエードの手袋。破けたので、研究のため分解。

では、手袋の作り方 実践編に行きましょう。
ニット地の帽子