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寒い夜に肩や首筋が冷えて眠れないとお悩みのかた、夜用ベストを作ってみませんか。
おばあさま・おじいさまへのプレゼントにも。
この例はフリースと薄手ボアの二重仕立てです。リバーシブルでも着られる、かな。
アップの写真。
柔らかくて肌触りの優しい布を選びましょう。
ぬいぐるみなどに使う毛足の長いファー布は生地自体が固く、着心地がいまいちです。
わたをはさんだキルティング加工の布も、体になじみにくいと感じる人がいるかもしれません。
色違いのフリース2枚でもいいですね。
その他、膝掛けや古い毛布のリフォームもグッド。
厚手の毛布なら、1枚仕立てにして幅広バイアステープで縁取りすると簡単です。
布をカットします。
製図という大げさなことは不要です。好きな大きさで作りましょう。
おおむね、横幅が70~80cm、丈40cm前後。
前中心を切り開き、首回りは周囲60センチほどくりぬきます。
襟ぐりの長さを測って、襟の布を長方形に裁ちます。襟の高さもお好みで。
襟が首に当たると苦しいと感じる人は、前をV字に開けてへちま襟にするといいですね。
また、ここでは前立て(前あきの重なる部分)を別に裁って縫いつけましたが、面倒だから省略してかまいません。
その場合前身ごろの幅が後ろよりも短くなりますが、全体がゆったりしているので不都合はないようです。
身ごろの布を中表に重ねて、まわりをぐるっと縫い合わせます。
ただし襟ぐりは縫い残します。
前立てを縫いつける場合は、前あきも縫い残します。
表に返し、前立て布を縫いつけます。二つ折りにして、裏側はまつるか、ステッチで押さえます。
襟布を襟ぐりに縫いつけます。これもふたつに折って裏はまつりつけます。
そのあとステッチをかけると丈夫です。
襟と前端にマジックテープを縫いつけます。
脇の裾のほうを重ねて数センチほど縫いつけます。
脇はつき合わせて手縫いでつないでもいいし、縫わずにマジックテープで留めるようにすると、身体の不自由なかたに着せるときに楽です。