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ハンティ 応用編(デザイン)

ハンティのデザインは、もとのハンカチのデザインに左右されます。
通常は深く考えなくてもいいのですが、特殊な柄の場合、型紙の向きや置き方を考慮しましょう。
基本のハンティ

例1:模様が同じ方向を向いている

これは縦地に裁ちました。
後ろの型紙がはみ出すので、その分を前に足します(AとBの部分)。
蝶々がひらひら裏返しにして配置

出来上がりはこちらです。

例2:大きなワンポイント

非常に難しい素材です。こういうアートなハンカチを切るのは惜しい感じ。
大きな花、蝶、つぼみ、ロゴが配置されています。
写真では、わかりやすいように、表に型紙を置いています。
後ろの不足分には、黒の幅広レースを使いました。ゴージャスな雰囲気が出ますよ。
裾のゴムはレース部分には入れません。ゴムの端を継ぎ目の縫い代にミシンで縫いつけます。
後ろでロゴが逆さになるのは、ご愛敬(^^;)。

完成写真はこちら。
大きな柄配置

例3:周囲に模様

これまた難題です。方向性のある花柄がぐるっと取り囲んでいます。
花をたくさん入れようとすると、逆さにするしかありません。
ある程度は捨てることにしました。結果的に白い空間が上品さを感じさせます。
脇の不足分はレースで補い、やむを得ずクロッチはふたつに分けます。前に切替はつけません。
ぐるりと花園型紙を置く

出来上がりをご覧ください。

例4:レースの切替

大きめの花に囲まれていますが、方向を気にしなければ、さほど難しくはありません。布はけっこう余ります。
ここでは前をV字にカットして、幅広レースでつなぎました。こちらが完成品
ぐるりと花配置図

カットする大きさはレースの幅によります。
レースの位置

縫い方の順序には多少の注意が必要です。

前の切替線を出来上がりに折り、端にレースをのせて表からミシンをかけます。
後ろと脇布、後ろとクロッチを縫い合わせます。
裾にゴムを入れます。ゴムの端は布に縫いつけます。
縫い方

クロッチの前側は表裏まとめて1枚として、前と縫い合わせます。縫い代はクロッチ側に倒し、ステッチで押さえます。
レースのもう一方の端を、脇の切替線に縫いつけます。
リボンをつけ、ウエストにゴムを入れます。

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